鬼滅の刃ロス
【鬼滅の刃ロス】
『鬼滅の刃』を読み終えてしまった。
時は大正時代、炭焼きを生業とする竈門家の長男・炭治郎はある日突然何者かに一家を惨殺され、唯一生き残った妹・禰豆子は鬼に豹変してしまった。
炭治郎は禰豆子を人間に戻す方法を見つけるため、また家族を殺した鬼たちを倒す為、鬼狩り組織・鬼殺隊に入隊するが・・
以前から気になっていたものの、ひねくれものの僕は世間の熱が冷めてからこの作品を観ようと決めていた。
鬼退治の話がどうしてこんなに大人気になるのだろうと思っていたのだが、じわじわとその魅力に引き込まれていった。
兎に角、主人公の炭治郎がめちゃくちゃポジティブ。
自分が勝てそうにない強敵にどんなに追い詰められても絶対あきらめない。
「あきらめるな!あきらめるな!今、出来ることに集中しろ!」
多くの鬼滅ファンはこの炭治郎の言葉に励まされているのだと思う。
辛く苦しい立場の自分と炭治郎を重ねているのだろう。
『一人で出来ることなんてちっぽけなもの、だから皆で力をあわせるんだ。』
『他人に親切にすることは巡り巡って自分に返ってくるんだよ。』
炭治郎の言葉にハッとさせられる。
今や日本はグローバル化により共同体が壊され、個人個人で生きていかなければならないような寒い時代になってしまった。
鬼滅の刃は失いつるある日本人の家族や仲間という共同体の大切さを知る良いきっかけとなった。
アニメ鬼滅の刃(遊郭編)が終わり、コミック全23巻も読み終えてしまい何だか少し寂しい気持ちになった。
また炭治郎に逢いたい。
アニメ鬼滅の刃(刀鍛冶の里編)の公開が待ち遠しい。