道草だらけの人生凸凹日記

一人農家・ニコニコファームのドタバタ日記

夢を与える仕事

かつてゴールデンタイムにプロレス放送されていた時代があった。
 
僕にとってタイガーマスクといえば、佐山サトルさんだけど実際に映像を見るのは最近だ。
スピード、技のキレ、華麗なファイトは37年経った今でも色あせない。
スゲーかっこいい!
 
佐山サトルさんが本当にやりたかったのは、ガチなシュートプロレスだったけど、新日本プロレスに説得されて渋々承諾。
デビュー戦に急ごしらえの貧相なマスクで登場して当初は会場から笑い声も聞こえたけど、次第にどよめきと歓声に変わっていった。
 
それから初代タイガーマスクは不敗を続け、瞬く間に人気絶頂になったけど、素顔の佐山サトルさんは自分が本当にやりたいプロレスとギャップの中で苦しみ、たった2年でマスクを脱いでしまった。
 
別の番組で新日本プロレス社長だったアントニオ猪木さんは、「初代タイガーマスクには世界的なヒーローになるチャンスがあった。」と回想していた。
当時タイガーマスクのファンだった子供たちは、いい大人になった今でも、佐山サトルさんに出会うと嬉しそうに当時の話しをするという。
 
自らマスクを脱いだ佐山サトルさんだが、その後再びタイガーマスクになり、一方ではガチガチのシュートプロレスと両立させている。
 
子供たちにそれほど夢を与える存在になれるなんて、素晴らしいじゃないかと思う。
プロレスはたかがショーだと侮るなかれ。

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