道草だらけの人生凸凹日記

一人農家・ニコニコファームのドタバタ日記

環境よりも経済?

今朝の下野新聞に出ていた記事です。
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記事によると、

マルハナバチを低濃度ネオニコチノイド系農薬にさらしたところ女王蜂の数がなんと85%も減り、
ミツバチに農薬を与えたところ通常のハチに比べて巣の外で死ぬ確率が2~3倍も高かったとのことです。

果樹や野菜の受粉に役立っているミツバチやマルハナバチを、果樹や野菜の生産力向上のため使用している殺虫剤(ネコニコチノイド系農薬)で殺しているなんて皮肉な現実だと思います。

実際、最近蜂が減ったとある先輩農家さんが言ってましたが、「環境には良くないかもしれない。でも生活のためには仕方ないんだ。」と言って、農薬を使用していました。

原発事故と似ていると思います。
経済優先のために安全上のリスクには目を伏せる・・・
その結果はどうだったのでしょうか?

誰かが言った言葉を思い出します。
「人類は環境を破壊しないと生きていけない。」
そうだとしたらいつか地球に住めなくなりますね。

自分には関係ないとは思えない。
悲しすぎます。

農薬を使用する農業を否定するつもりはありません。
ただ、私は経済優先ではなく環境に配慮した農業に取り組みたいと思います。