道草だらけの人生凸凹日記

一人農家・ニコニコファームのドタバタ日記

栃木の種(たね)が危ない!?

こんにちは。
みなさん、農家は種をどうやって手に入れているか考えたことありますか?
お店やメーカーから買ったり、自分で育てた作物から直接、自家採取したり・・
方法は様々ですが、今までは安全な種を安定的に国や県が(主に米、麦、大豆)を提供してきました。
ところが、2018年4月に種子法が廃止されてから雲行きが怪しくなって来たのです。
そんな中、栃木でも種子条例を作ろうという動きがあったのですが・・

種子の会とちぎからのお知らせです。
 
栃木の種子条例案パブリックコメントも終わり、今月9月30日に常任委員会で審議され、賛成多数ならそのまま成立する見通しです。
 
昨年4月に種子法が廃止され、危機感を抱いた11都道府県は今まで通り安定して安全な主要農産物の種子(米、麦、大豆)の供給を続けるために種子条例を制定しました。
栃木県も当初は他の都道府県と同様な種子条例案を考えていたようですが、今年の4月に人事異動があり、まるで逆の条例案が作成されてしまいました。
 
栃木の種子条例案種苗法に近いもので、どちらかというと種子・種苗を開発したメーカーを守る条例であり、種子・種苗の供給に対して栃木県は責任を持たないという内容です。
このまま栃木の種子条例案が成立すれば今まで11都道府県が作り上げてきた流れを変えてしまい、悪例として非難されるかもしれません。
 
状況は厳しいですが、残された道は多くの人に栃木の種子条例案について関心を持って頂き、このまま成立すべきではないという風潮を作るしかないと思います。
 
9月28日(土)に緊急集会を開きます。
多数のご参加をお待ちしてます。
 
【緊急集会】これで良いのか とちぎの種子条例
 
主 催:種子の会とちぎ
日 時:9月28日(土)午後1時30分から5時
会 場:コンセーレ(旧青年会館)2階アイリス
参加費:1000円(資料代他)
内 容:1.県条例案の他県との違いと問題点 
      浅野正富(弁護士)
    2.栃木の種子条例の現場から
      山口正篤(元栃木県農業試験場
    3.稲ー麦ー大豆の循環型有機農業に取り組む農家から
      古谷慶一(栃木県農業士)
    4.「種子の会とちぎ」の呼びかけ人を代表して
      ・活動の取り組み提案
       石崎幸寛(上三川町議会議員)
     ・種子生産現場から
       稲葉光國(NPO法人民間稲作研究所)
    5.意見交換
      -今後の取り組みについてー



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